2017.11.01

手紙の書き方コンサルタントが教える WATASHINO的 手紙のススメ vol.5 年賀状より印象に残るクリスマスカード?!

TAGS 豆知識
 

株式会社山櫻のセカンドブランド +lab(プラスラボ)のクリエイティブディレクターをしながら、手紙の書き方コンサルタントとしても活動の幅を広げている大場敦子さんによる連載企画「WATASHINO的 手紙のススメ」では、手紙もひとつのコミュニケーションツールでありビジネスツールであると考え、“「ワタシ」を印象付ける”をキーワードに手書きの手紙にまつわるコラムをお届けします。



記憶に残るクリスマスカード



11月1日は日本郵便の年賀はがきの発売日です。早い人は発売日を待たず今年はどんな年賀状にしようかと考えをめぐらせ、既にデザインや印刷を依頼している方もいらっしゃるかもしれませんね。

ビジネスシーンにおける年賀状、近年は経費削減や効率化のために取引先へは年賀状ではなくメールでの挨拶としている会社や、社員同士も個人情報の管理の問題で年賀状をおくらなくなっている会社も多いようです。

年賀状は新年を寿ぐ挨拶状であることは誰もが知っていますが、ビジネスツールとして上手に取り入れている方は少ないのではないでしょうか?

どこかで作られたデザインに、決まりきった挨拶を印刷し、宛先や宛名も印刷で、そんな年賀状が何十枚何百枚と届く新年。年初めの慌ただしい時期に、一枚一枚じっくり読んでいる暇はないかもしれません。大きな会社になれば部署ごと、個人ごとに種分けをするのも一苦労です。折角、お金と時間をかけて送っているのに…。

そんな中でも個性的なデザインや、手書きでひと言添えられている年賀状には自然と目が留まり、じっくり見たり読んだりしてしまいます。年賀状も工夫次第で印象を残すことができますが、より印象的に記憶に残るのが年内に届く「クリスマスカード」です。




ビジネスにおいての年賀状の役割と言えば、主に一年の感謝と新しい年もご縁が続くように願い挨拶をすることです。この役割は、クリスマスカードでも果たすことができます。

一年間の感謝のことばやねぎらいの気持ちは、年内にそれも年末ぎりぎりではなく、そのほんの少し前のクリスマス頃に届くと、受け取った側にとってもより臨場感のあるものになります。慌ただしい年末だからこそ「ホント、今年はお世話になったよねぇ」「あのとき大変だったなぁ、ありがとう」なんて思いもめぐります。

日本では、クリスマスカードをおくる習慣のある方は、まだまだ少ないと思います。少ないだけに、たくさん届く年賀状のように埋もれてしまうこともなく、印象に残りやすくなるのです。



多民族の国では「SEASON’S GREETINGS」が一般的



ただ、注意しなければいけないこともあります。多くの日本人はあまり宗教を気にすることなく、クリスマスをイベントと捉えていると思いますが、信仰している宗教がある方にはクリスマスカードはNG

そんなときは「SEASON’S GREETINGS」のカードをおくることをおススメします。最近はこの言葉が印刷されたカードもお店でよく見かけます、季節のご挨拶といったところでしょうか。アメリカなど多民族の国では「SEASON’S GREETINGS」が一般的だそうです。

日本語でも「SEASON’S GREETINGS」に代わる、一年の感謝を込めたひと言を書いた挨拶状をクリスマスの時期に合わせておくると、年賀状よりも印象に残る手紙になると思います。
折角おくる手紙ですから印象に残るものになったらいいですよね。










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大場 敦子Atsuko Oba

㈳手紙文化振興協会 認定講師 手紙の書き方コンサルタント
+lab(プラスラボ(R)) クリエイティブディレクター
デザイン、印刷関連、雑貨店などの仕事を経て、株式会社山櫻で文具のブランド「+lab」のクリエイティブディレクターを務める。

ブログ/
「手紙と、文具と、手仕事と…」






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